UR賃貸住宅と、JKK東京(東京都住宅供給公社)は、日本における公共の賃貸住宅サービスを提供する二つの主要な機関です。

公共機関である為、不動産会社の大手検索サイトのような「おとり広告」がないのが魅力だと考えます。

ただし、それぞれメリット、デメリットがありますので、これらの機関の概要とそれぞれの特徴をまとめてみました。

UR賃貸住宅の特徴

「UR賃貸住宅」は、都市再生機構(UR都市機構)が管理している公的な賃貸住宅です。一般的な賃貸住宅とは異なるメリットやデメリットをまとめました。

メリット

仲介手数料・礼金が不要
直接運営機関と契約するため、仲介手数料や礼金が発生しません。
更新料がない
契約更新時に追加料金が必要ないため、長期間住むほど経済的です。
保証人不要
収入証明書等の必要書類を提出する事で、保証人も保証会社も不要です。

デメリット

物件によっては競争が激しい
人気エリアの物件は応募者多数で入居が困難な場合があります。
自由度の制限
ペットの飼育不可やリフォームの制限など、利用規約が厳しい場合があります。
駅から遠い物件が多い
民間事業者と競合しないようにする為、駅から遠い物件が多いです。

JKK東京の特徴

JKK東京(東京都住宅供給公社)は、東京都が運営する賃貸住宅サービスで、JKK東京が扱っている物件は大きく3つに分けられます。

公社一般賃貸住宅
JKK東京が建設・管理する住宅で、随時あき家を無抽選(先着順)で受付する物件です。
都民住宅
東京都と国の補助により入居者の家賃負担を軽減した、中堅所得者層を対象とするファミリー向けの賃貸住宅です。
都営住宅
公営住宅法に基づき、所得の低い方を対象とした、東京都が管理する公営住宅です。抽選倍率が高く入居するには様々な制限があります(高所得者の方は申し込み不可)。

その為、下記で記載しているのは「公社一般賃貸住宅」「都民住宅」の事を指しています。

メリット

仲介手数料・礼金が不要
直接運営機関と契約するため、仲介手数料・礼金が発生しません。
更新料がない
契約更新時に追加料金が必要ないため、長期間住むほど経済的です。
家賃が安い
周りの物件と比べると、家賃は低めに設定されている物件が多いです。ただし、L(リビング)がない一昔前の間取りがも多いです。

デメリット

物件によっては競争が激しい
人気エリアの物件は応募者多数で入居が困難な場合があります。

民間事業者(街の不動産屋)との違い

UR賃貸住宅とJKK東京は、収入や家族構成などの条件を満たすすべての申込者に対して公平な機会を提供する事を目的としています。一方、民間事業者は、貸主の意向や信用情報などに基づいて入居者を選定します(当然ながら、私のようなフリーランスは、一定額の年収があったとしても、貸主からは敬遠されます)。

また、一概には言えませんが、不動産屋さんは営業成績がある事もあり、(人によっては)強引な営業を仕掛けてきますが、UR賃貸住宅とJKK東京に関しては、そういった事が少ないと思います。

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